ものづくり

もともと実用的なものを作ることが好きだ。
小学校の図画工作の時間に掛け時計を作って、それを父が仕事場で使ってくれたこと。
(今思えば狭い家にはおけないから仕方なく持っていたのかもしれないが)
同じく工作の時間に作った、とにかく丈夫にとたくさん釘を打ったシェルフが未だに実家のピアノの上で生きていること。
でかい自分の手に合わせて、かつ袖口から風が入らないように袖を長めに編んだ手袋。

でも最近は、あるもので使えるものを作ることが好きになった。
DIYを極めようとするとものすごくいろんな器具とか材料が必要になるのだけど、
私はそういう凝り方はどうも向いていないらしい。
熱しやすく醒めやすいのでわざわざ買っても何度も使わないことも多い。
だから家にあるものでなんとかするのが私にはあっているみたい。
決してリサイクルとかエコなんていうメンタリティからではなくて、
単に買ってきたゴミ箱より自分で段ボールに色紙を貼ったなんちゃってゴミ箱の方が私は愛着が持てるというだけ。

あとは生活が楽になる一工夫も好き。
今日は紙袋に取っ手をつけた。
こちらの学校ではよく、子供の作品とか日記帳みたいのを大きな紙を2枚ホチキスで張り合わせた袋みたいのに入れて持ち運ぶんだけど、それが次男のベビーカーを押しながらだとすごく持ちにくい。ペラペラで形が保てないし大きいから余計。まずは紐をうまく結わいて手提げみたくできないかと頑張ったんだけど十分な長さの紐がなかったので断念。先日買ったシーツの間に入っていた厚紙をとっておいたことを思い出して一般的な紙袋みたいに厚紙で補強してから取っ手をつけた。

sac1
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今の家に引っ越してからとにかく生活空間が広くなったのと、今までのようにオペラで日本食材を買えなくなったので、最近は簡単に作れる和食材を研究中。ナント市内にいけば(いや市内まで行かなくても)アジア食材店はそれなりにあるんだけど、そこは面倒くさがり屋にケチも重なってスーパーで買えるもの限定でやっている。まずは超簡単な塩鮭。大体オーシャンの冷凍切り身を買ってきて、白ワイン少しふってから重さの2%のゲランドの塩をすりこんでラップで包んで2日くらい冷蔵庫で寝かせるだけ。魚屋さんで生鮭を買ってくれば塩漬けした後で冷凍保存できるのだけど、これまた面倒くさがりなのでいつも冷凍。
それから白菜漬け。最近はオーシャンでも白菜だけでなく白大根まで売っている(アサヒビールも)!!!白菜を4つに切って半日ほど日干ししてから重さの3%の塩をすりこんで重しをして水が上がるまで2日くらい。その後昆布と鷹の爪を入れて一週間くらいまつとおいしい白菜漬けができる。もちろん漬け樽とか重石とか持っていないので段ボールとペットボトルで代用できるこちらのやり方で。箱はパンパースの空き箱(笑)、重しは牛乳6本パックとかpommpot50個入りとかその時にある重めの食材です。

hakusai

こちらは全く実用性はないのだけれどすごくかわいかったので記録。こちらに引っ越してから参加しているぷちあずきで作ったどんぐりトトロとまっくろくろすけ。修正液と油性ペンで書くのだけど親の方がすっかりハマってしまって家に帰ってからも2つ作ってしまった。

トトロ
くろ

ここ1年でハマったもの

ここ1年ほど、ブログを放置している間に私がハマっていものたちのメモ。

1.Towers N’Trolls
私が未だにスマホにしない一番の理由は、そしたら一日中携帯触って過ごしてしまうようになるからだ。だって面白いゲームやらアプリやら際限なくあるなんて恐ろしすぎる。だからまわりがアプリやゲームにハマっていても見ないように過ごしていたのだが、ついつい旦那がやってるのをちょこっとやらせてもらってしまったのが運のつき、TnTにどっぷりはまってしまった。旦那いわくお金を使わなくてもゲーム中の宝石を集めることでレベルアップができるのが他のお金かかるゲームと違っていいところらしい。簡単に言えば次々に出てくるトロールからお城を守るゲーム。トロールの進む道が決まっている(決まってないレベルもあるけど)ので、そこにうまく大砲やレーザーを設置していくというもの。設置さえすればあとは勝手にトロールを倒してくれるので、上手に配置できるとなんかすごく気持ちがいい。全部の面を難易度高いコースでプラチナ星3つにしようと奮闘していたのだけど、アップデートしたらさらに難易度の高いコースができていて正気に戻ってしまった。だからもうほとんどやっていません。

2.Game of Thrones
ラムの出産後、コブの時もお世話になった助産婦さんのところで骨盤底筋のリハビリを受けたのだけど、合計数時間に及ぶリハビリ中に交わした世間話の中で彼女が超おすすめしてくれたのがこのドラマ。SFでもあるけど中世っぽいすごくリアルなドラマだというので帰ってから早速調べて見てみたら本当に面白かった。なにってまず世界観がすごい。ロードオブザリングとかに匹敵するような作り込まれ方。さすが小説。そして助産婦さんも言っていたんだけど、アメリカのドラマにありがちな善人悪人みたいのがなくて、みんな善悪ではなく自分の思惑で動くのがまたリアルなんだな。音楽もかっこよくて2シーズンぶっ続けで見終わってからすでに数ヶ月経っているのに、我が家ではかなりの頻度で口ずさまれるテーマ曲です。あまりに面白くて2シーズン分なのに1週間ももたなかったのが逆にもったいなかったけど。シーズン3が今から非常に待ち遠しいです。

3.Ben Sidran
ある日たまたま音楽番組をみていたら、Suzanne Vegaというアメリカの歌手がでていた。”my name is Luca”という曲を歌ったんだけど、私はその曲を知らなくて、その歌詞を聞いて衝撃を受けた。その衝撃の余韻の中で出会ったのがBen Sidranでした。とにかく素敵。声がどつぼだし、ピアノもどつぼでした。世間ではジャズに分類されるらしいがAORとかにも近いような清々しさもあったりして。とにかくその知性があふれる表情とか、音楽に身を委ねるというよりも音楽が好きで仕方ないというちょっと距離を置いた感じがすごくよかった。でもテレビだったのでそのまま頭の片隅に片鱗が残るだけでした。
そしてつい数日前、いつものようにFIPを聞いていたらまあなんとも素敵な曲が流れてきた。FIPはいつだって選曲が素晴らしいんだけど、わざわざサイトで歌手名を調べるほどの人はそんなにいない。そして調べたらBen Sidranだったんですよ。といっても最初はあのテレビの人だって気づかなかったんだけどね。調べていくうちにこれは絶対あの人だ!と確信に変わり、はじめてアマゾンでMP3を買いました。ワンクリックで買えてしまうと歯止めが効かなくて恐ろしい。本当は全部大人買いしたいくらいだけど、どうせ全部は聞かないと分かっているのでとりあえずアルバム一枚購入。じっくり聞きたいと思います。