映画2本だて

帰りの飛行機は夕方成田発で、朝SFOに着くフライトだったので、時差ぼけ防止のためにも良く寝るつもりだったんだけど、見たかった映画が沢山あって寝そびれてしまった。

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一つ目はダイアンキートンの”BECAUSE I SAID SO”。
これが公開された後にエレンショーにゲスト出演したのを見たんだけど、この役はすごくダイアンキートンの地に近いんだろうなぁと思った。自分の母親はここまで過干渉じゃないけど、程度の差はあれ親っていうのはこういうもんなんだと思う。今回の帰国で親子とか家族について色々考えた後だっただけに、コメディって以上に考えてしまった一本。将来自分が子供を持って、その子が大きく育ったら、その子の人生を尊重して口出さずに見守れるかって言われたら、正直悩む。やっぱり自分の子供だからこそ、傷付いたり悲しい思いをしたりはなるべくさせたくないって思うもんね。矛盾だらけだけど、東京タワーのおかんのいうように「ほっとできるのなら家族として合格」なんだと思う。というわけで、私の家族もハナマルで合格だね。
なんだか映画の話になってませんが、そんなことを考えながら見てしまったんだけど、映画としても普通に良かったよ。ちょっとドタバタでラブコメでもあり家族ドラマでもあるって感じで。家族で見るにもおすすめかも。

んでここまでで寝れば良かったものを、前から噂ばかり聞いていた「硫黄島からの手紙」があったので、やっぱり見てしまいました。

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私は戦争経験もないし、日本の歴史に詳しくもないし、硫黄島についてもこの映画見るまで何も知らなかった人間なんですが、そういう前提でいうと、映画そのものとしてはやっぱり普通に戦争映画だと思う。プライベートライアンとかその他諸々。で、やっぱりこの映画がすごいのは、これをアメリカ人が作ったっていう事実の方なのだ。どんな風に脚本を書いて撮影が行われていったのかは分からないけど、私から見てちっとも違和感がなかったのはやっぱりすごい。そしてだからといって日本サイドにたっているわけでもなくて、憲兵に対する日本人の不信感とかまで描かれていて、いかに戦争が無意味であるかということが浮き彫りにされている。
私はクリントイーストウッドってあんまり好きではないんですが、この映画を撮ったっていうのは好き嫌いを越えて、すごいことだなと思った。その信念が、ね。ということで、この映画の持つ意味というのはとてつもなく大きい。ということでこれまた映画の話になっていない感じもしますが、そういう意味でおすすめです。

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