身近な死からいつも考えること

死はいつも突然だ。
降って湧いたように突然で、
それでいて絶対に元には戻れない境界を作ってしまう。
こんなに絶対的なものが、この世の中に他にあるだろうか。

死によって遮断された時を和らげることが出来るのは、時間だけだ。
誰かの死を乗り越えることはできない。
あるのは慣れなのだ。その命が旅立ってしまったという事実に慣れること。

いつか自分の親、兄弟、そして自分自身も突然死ぬ。
どれだけ病床に伏せていたとしても、死はやっぱり突然だから。
それは万人、そして命ある全ての存在に平等に訪れるもの。

だからこそ今を大切にしよう。
死によって時空が分たれた後、
元に戻れなくて後悔することがないように。
今言える言葉は今伝えよう。
会いたい人には会いにいこう。
流したい涙も今流し、叫びたいときには叫ぶ。
たまには愛をささやこう。
感謝の言葉を伝えよう。

もしも私かあなたの命に明日がないのだとしても
もしも命の旅立ちを見とれなかったとしても
それでも後悔しないように。

実際には突然である以上誰もが後悔するんだけれど、
だからこそせめて心構えをしておかなくては。
いつ誰が旅立つか分からない。
それくらい命って不確定なものなのだ。
当たり前で気付きにくい事実。

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