グルメ追求の週末

今週末はまるで食べ歩きでした。

土曜日は夫婦ではるばるミッション(SFダウンタウンの少し南にあるヒスパニック色が濃いエリア)まで足を伸ばし、Yelp曰く「SFで最高のクレープ」を食べにいった。
クレープといってもデザートクレープではなくて、そば粉を使ったガレットと呼ばれるもので、ハムやチーズを入れて食事のメインになるもの。実はこれ旦那さんの出身であるブルターニュの名物。
ベイエリアはジャパンタウンもあるしなにかと和食は恵まれているのだけど、対してフランス料理はあんまりお目にかかれない。美味しいバゲットもまだ見つけていないし。

そんなわけで結構期待して行ったのですが、感想は、う〜ん、まあまあ。家の近くならまた行くかもしれないけど、ミッションまでわざわざこのためには行かないかも。まずガレットの生地自体がちょっとパサパサしていて(旦那曰く)、しかもチーズが一面にベタって入っていてそのせいか味が濃すぎる。あとデザートのクレープは生地が油っぽくて(バターなのかな?)二人して胃をやられてしまいました。

決して美味しくないわけではなくて、なのになぜこんなに満足できないかっていうのを考えると、多分「求める味」というのがはっきりしすぎていたから。これって良くないよね。特定の味を求めていってもそれがあるのは知ってるお店であって新しいお店ではなかなか巡り会えないわけだし。
でもまあ言い訳をさせてもらえば、東京で通いつめていたクレペリーが美味し過ぎたんですよ。Le Bretagneというお店で、本当に美味しいガレットが食べられます。値段は数倍だけどね。ブルトンの人でも美味しいっていうよ、私が知る限り。おすすめは本店の飯田橋店。小さくて混んでるけど、ケベック人のおじいちゃんが笑顔でサーブしてくれます☆表参道は私が行った時はガレットがいまいちでした。あと今サイトを見たら新しくカフェが新宿にオープンするらしい。帰国時に行ってみようと思います。そのまま拡大してSFまで来ておくれ〜〜〜〜。

と、話がそれましたが、とにかくここが美味し過ぎて、外国で食べるのに本場並みの味なわけで、それに慣れてしまっていた私と旦那さんは、どうしてもそれが基準になってしまっていたみたい。
ってわけでTi Couzにはう〜んとなってしまったのですが、それでも初めてガレット食べるとかって人には、普通に美味しいのかもしれません。でもとにかくちょっと味濃いめなので、一つをシェアしてサラダも頼むとかっていうのがいいかも。

土曜日はそんな感じで夜まで胃もたれで過ごしたわけですが、今朝朝一番でふとほのかに甘いスイーツが食べたくなった私。これはアメリカンスイーツでは絶対に満たされることのない欲求なので、ゼルダを完略後、Redwood CityにあるBeard Papa’sへ。はい、あのBeard Papa’sです、渋谷とかにある。SF市内にもあるみたい。んでここに行く途中に先日ネットサーフィンで発見したお弁当屋さんへより、とんかつ弁当を購入。

どちらもおすすめです。
とんかつ弁当はこちら、Kobeya
そして言わずと知れたBeard Papa’s

とんかつ弁当は、付け合わせはイマイチでしたが、とんかつが肉厚で美味しかった!ついにYoshida以外で、しかも家から結構近いところで、肉厚のとんかつを発見できて嬉しいです。そしてBeard Papa’sは、説明するまでもないでしょう。ちなみにシュークリームの他、フォンダンショコラとチーズケーキも売っています。

そんなわけで行ってみたかったお店に行きまくり、当たりハズレがあっても楽しい週末でした☆

夫婦別姓

今日は再びダウンタウンへ出向いて領事館へ。
目的はパスポートの修正です。

国際結婚でよく悩みの種になる姓。
選択肢としては
1.夫婦別姓
2.旦那の姓に統一
3.ジョイントネーム(複合姓。例えば「ブルボン−乃木」が姓になる)
あたりがあるようです。

それぞれにメリット・デメリットがあるようですが、まあカップルが納得していればいいんだと思います。
ちなみに日本では、日本人と外国籍の人が入籍した場合、届け出がない限り日本人の姓は変わりません。私と旦那さんはもともと夫婦別姓で構わないと思っていたので、婚姻届を出しただけで(といっても手続きは大変でしたが・苦笑)氏名変更はしませんでした。

この場合のデメリットというか、問題になるのは、夫婦関係の証明が同姓の場合と比べると面倒ということと、おそらく一番大きいのが子供が出来たときに子供の姓をどうするかという問題。夫婦別姓の場合通常はそれぞれの国籍ごとにその国籍の親の姓を受け継ぐみたいです。でも例えば夫婦は別姓でいいけど、子供は両方の姓を入れてあげたいとかって思うと、そこで色々手続きが必要になるみたい。

私たちはまだ子供がいないので、子供の姓をどうするかは出来てから決めるつもりであんまり考えていません。ただ、夫婦関係の証明というのは、色々な場面で必要になってくるし、特にどちらの母国でもない第三国で暮らしていると、その証明がものすごく大きな意味を持ってくる場合もあるので(幸いまだ無いですが)、そういうことを考えてパスポートの修正に行ってきました。

ちなみに私がした修正は「戸籍上は姓(氏)の変更はしていないが、外国人との婚姻により旅券に配偶者の姓(氏)を別名として併記する場合 」に該当するもので、
(変更前)leMMon Noki →(変更後)leMMon Noki (Bourbon)
となります。パスポート自体を作り替えれば、IDの部分がこうやって変わるんですが、そうすると新規に作るのと同じだけお金がかかるので、私はただ修正にして、パスポートの1ページにアメンドを記してもらいました。これだと$8。ま、パスポートの期限がそろそろ切れるようであれば作ってしまってもいいと思うんですが、私はまだしばらく残っているので、今回は修正のみで。

手続きとしては、パスポートと婚姻証明書を持っていき、窓口で修正の申請書と非ヘボン式ローマ字氏名表記等申出書をもらって記入し、提出します。この「非ヘボン式・・・」がないと、当然ヘボン式表記になり”Bourbon”ではなく”Burubon”になってしまうので要注意。
書類を提出してから1時間後にはできていて、その間にまたまたrf-1でランチも出来て、大満足な半日でした。

先にも書いたように、私たちは夫婦別姓で構わないと考えていたので、自分の正式書類に旦那さんの姓が入るのはこれが初めてです。
んで、なんだかむずかゆいのですが、実際にやってみたらこれが結構嬉しかったりして・・・。

まあそれはいいとして、国際結婚だとどっちを選ぶかでこれだけ悩めるのに、日本人同士の結婚だと戸籍上の夫婦別姓は未だに選べないなんて、なんだか逆差別だなぁと思ったりして。まあ戸籍制度で外国人が筆頭主になれないからこそ、別姓でも何でも好きにしてってことなんだろうけど。戸籍制度自体は問題があると思うけど、別姓に関してだけは私はラッキーだったのかもなぁ。

まあでも結論としては、誰でも別姓も選べるようにするべきだと思う。
戸籍上で別姓ありとするとか、事実婚を条件付きである程度婚姻に近いものにするとか(フランスのPACSみたいなものとか)、いくつか方法はあるはず。選ぶ人が多いかどうかではなくて、選べるかどうかが大事だと思うので、ぜひ法整備が進むことを願っています。

ダウンタウン

今日は朝旦那さんに助手席に乗ってもらって、隣駅まで運転練習。
まあ練習以外にも理由があって、私がダウンタウンに行きたかったので。
駐車して旦那さんはカルトレインで会社へ、私はBARTでダウンタウンへ。

今日のお目当てはサンフランシスコ総領事での在外選挙人登録。
先日NHKで夏の選挙の話をしていて、ふと気になって領事館に電話したら、領事館で手続きしないと在外投票は出来ませんって。これも常識なのかもしれないけど、私は知らなかった。
ので、早速今日行ってきた。

登録してからカードが来るまで3ヶ月くらいかかるらしいので、夏の選挙に参加したければそろそろやらないといけないみたいです。

必要なものはパスポートのみ。在留届は去年来てすぐにFAXで済ませていたので、手続きはとてもスムーズでした。まだの方はお早めに!

そして10分くらいで用事が済んだので、そのままフェリービルディングへ。
今日は火曜日なのでファーマーズマーケットをやっているらしい。
前からここの市場に行ってみたいと思っていたんだけど、なにしろダウンタウンなので、朝から行くってのがなかなか機会がなくて。
念願の市場は、ちょっと規模が小さかったけど(土曜日が一番すごいらしい)、野菜が色々で楽しかったです。いくつか買い物して、その後はフェリービルディング内をぶらぶら散策。

そしたらなんと、rf-1発見!!!
日本のデリ、バイトのランチとかによく食べていたんですよ。
サラダとかがおいしいのね。高いけど。
それでお腹も減っていたのでおもわず入ってしまった・笑。
お弁当$10で、安くはないけどお腹いっぱいな量だから許す。
そしてコロッケさくさくで美味しかったし、久々にごぼうと人参と蓮根のきんぴらを食べ、一人で感動。

日本のデリよりも種類は少なかったけど、お店もいい感じだし、客入りもなかなか良かった。是非ベイエリアにもっと広がって欲しいな。近所に出来たらしょっちゅう通ってしまいそうだ。

お土産にとんかつを買ってきた。
今日のお夕飯が楽しみだ〜☆

初CT州

2日空いてしまったのは、サボっていたわけではなく、
飛行機に乗ってはるばる東海岸まで行っていたからです。

先に言い訳しておくと、Tさんの誘いを断ったのに、
やっぱりNY観光に行った訳ではありません。
だってとんぼ返りもいいところ。
しかも今回の滞在中の80%はNY州ではなくて
すぐお隣のコネチカット州にいました。
理由は近いうちに書けると思いますが、今は秘密。

しかし2日間で東海岸往復はキツかった。
飛行機が合計12時間、バス2時間、MTR2時間。
座り疲れ&イヤフォンだこが出来たくらい。
ブラジル周遊旅行を思い出したよ。

NY自体には今まで2回くらい観光で行っているのだけれど、
やっぱりこちらに住んでからだと、全然違って見える。
というか今まで気にならなったことが気になる。
ということで、気になったことを以下羅列。

まずは人。
何よりもスーツ人口が高い!
いや、多分西海岸が低すぎるだけだと思うんだけど。
アリーで見たようなスーツにロングコートに
ブリーフケースっていう人ばっかりだった。
そして皆当然のように革靴。
西海岸ではなかなかお目にかかれない通勤スタイル。

人種だとアジア系やヒスパニック系はやっぱり西海岸の方のが多い。
おかげで電車を見渡すと私一人だけ白人じゃないとかってこともあった。
あと西海岸との違いは黒人が多いこと。
アメリカではこれくらいが普通なのかな。
あんまり他の街に行ったことがないから分からないけど。
サンフランシスコは黒人が少ないなぁとずっと思っていたけど、
やっぱりそうだったんだと実感した次第です。

そして街だけど、NYとCTはなんというか、すごくヨーロッパっぽい。
建物はレンガ造りや石造りが多いし、そうじゃなくてもレンガ色の建物が目立つ。
でもそれ以外の派手な色はあんまりなくて、全体的には地味。
ヨーロッパ独特の暗さがある気がした。
そのせいか西海岸よりも歴史がある感じがしました。

ざっとこんな感じかな。
いや、しかし一国の中でこんなに違う地域があるっていうのはさすがアメリカ。
アメリカ人が米=世界だと思ってしまう理由が、ちょっと分かった気がする。
あと帰りの飛行機の窓からの景色を見ていても、ちょっと移動するだけで色んな
地形や自然が見られて、それだけでも立派に刺激になるもんね。
でも当たり前だけどどこに行っても英語だから、
「英語は世界中で通じる」って思い込んでしまうのかもね。

そんなことを考えながら慌ただしく過ぎた初CT州でした。

ってかGreenwichって「グリニッジ」って読むのね。
「グリーンウィッチ」だと思って言いまくってしまったよ・恥。