夢の役割

パプリカをみた。
期待していなかったせいもあるけど、すごく良かった。
東京ゴッドファーザーズもそうだったけど、すごく現実離れしているようでリアルな感じ。
想像していたよりもグロテスクでなくてよかった。

そんな映画を見たせいか、幾晩か続けて夢を見た。
というか、見た夢が、醒めた後も記憶に残っていた。
夢って自分の心に在ることを、良いことも悪いことも映し出すように思う。

妹犬が旅立ってから数週間後に、実家の夢を見た。
そこは薄暗くて、父と母が泣いていた。
亡くなった妹を想って、泣いていた。
夢から醒めたら、あまりの悲しさに涙が止まらなかった。

予言とか暗示とか言い出すつもりはないけれど、
それはやっぱり心の叫びだった。

心の叫びは叫びにしかならないし、
心の悲しみは悲しみにしかならない。
だからこそ、そのままの形で出してあげなくては。

そう思って行動した。
そしたら心が落ち着いた。

もう一つは教訓的な夢。
大切な人が私の軽はずみな行為のせいで傷つけられそうになる。
私は自他ともに認めるわがままではあるけれど、
それでも、その人をそんな風に傷つけてしまうようなことだけは
してはなるまいと、目覚めてから思った。

いつかきっと、この夢に感謝する日が来るような気がする。

The Illusionist(2006)

エドワードノートンはすごい。この人は、特別かっこいいってわけでもなく、癖のある顔をしているわけでもなく、それなのにどんな役でもこなしてしまう。初めてエドワードノートンを見たのは「真実の行方」。このとき既にリチャードギアを食っていた。当時はリチャードギアが出てるからこの映画を見たわけだけど、見終わった後に残るのはエドワードノートンでした。
それ以来、「アメリカンヒストリーX」とか「ぼくたちのアナバナナ」とか、相変わらず枠に縛られない色んな役をこなしているようで、どれをみても面白いんだな、これがまた。彼が出ているってだけでおそらく失敗はないだろうと思わせてくれる数少ない俳優。ジョニーデップとか浅野忠信とかに近いかな。とにかく私たち夫婦の中では彼が出ている映画は要チェックなわけです。

んで前置きが長くなりましたが、DVDで見ました。”The Illusionist”。

The Illusionist

面白い。引き込まれてしまう世界です。見終わって思い出したのは”The Sixth Sense”。最後まで物語の向かう方向が分からないのです。というかどっかに向かっているように見えるけどゴールが見えないというべきか。そしてまたエドワードノートンの演技が見事です。”The Sixth Sense”同様、見終わってからもう一度見たくなる映画でした。

ところがどっこい日本では公開されていないのね!?ということでIMDbのリンクを貼っておきます。是非なんとかして見てください。

名前に惚れる

現実に人に会うなかで一目惚れってしたことないのですが、これがひとたびテレビとか音楽とかモノとかになると結構頻繁にある。一番最近だとEllen Degeneres。それ以外でも、もともとCDでもジャケ買い(とはもう言わない?)が多いし、本も表紙で選んでしまったりします。

と、見た目から入ることが多い私ですが、かなーり稀ですが名前に一目惚れしてしまうことがあります。そんな一人がQueen Latifah。Queen Latifahですよ、この名前。かっこいい・・・。この名前を初めて見たのは、確か映画”Chicago”のエンディング。映画自体も面白かったんだけれど、そのロールのなかにこの名前を見つけたときには、なんだかもう衝撃を受けてしまったのを覚えています。それ以降、本人の雰囲気、歌ももちろんなんだけれど、何よりも名前に魅かれてしまって、なにかとチェックしてしまうのです。

最近ではエマトンプソンが主演だからってふらっと見に行った映画”Stranger than Fiction”に彼女が出ていて、更に勝手に運命を感じ、今日も久々のお休みでテレビをぼーっと眺めていたら”Tyra”のゲストが彼女だった!どうやら”Life Support”という最新映画に主演しているようです。これは見なければ。

一目惚れ(名前を含め)した後って、ハマっていくか勘違いだったとなるか、両極端に分かれるわけですが、
そういう意味ではQueen Latifahは俄然前者。やっぱり本人が相当魅力的なんだろうな。Ellenは惚れてしまう感じですが、Queen Latifahはなんなんだろう、母性愛を感じさせるような、そんな魅力を感じます。

と、女に惚れた話をしても勘違いされるだけですが、今日もテレビでみかけたら、やっぱり記しておこうと思ったので書きました。

ちなみに”Stranger than Fiction”は「主人公は僕だった」という邦題で日本で公開中のようです。エマトンプソンにダスティンホフマン、さらにウィルファレルとQueen Latifahを除いてもかなりの豪華キャストですが、映画としても見終わってから幸せになれる良い映画です。心身ともに不健康な女流作家を演じるエマトンプソンの演技に脱帽。

映画2本だて

帰りの飛行機は夕方成田発で、朝SFOに着くフライトだったので、時差ぼけ防止のためにも良く寝るつもりだったんだけど、見たかった映画が沢山あって寝そびれてしまった。

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一つ目はダイアンキートンの”BECAUSE I SAID SO”。
これが公開された後にエレンショーにゲスト出演したのを見たんだけど、この役はすごくダイアンキートンの地に近いんだろうなぁと思った。自分の母親はここまで過干渉じゃないけど、程度の差はあれ親っていうのはこういうもんなんだと思う。今回の帰国で親子とか家族について色々考えた後だっただけに、コメディって以上に考えてしまった一本。将来自分が子供を持って、その子が大きく育ったら、その子の人生を尊重して口出さずに見守れるかって言われたら、正直悩む。やっぱり自分の子供だからこそ、傷付いたり悲しい思いをしたりはなるべくさせたくないって思うもんね。矛盾だらけだけど、東京タワーのおかんのいうように「ほっとできるのなら家族として合格」なんだと思う。というわけで、私の家族もハナマルで合格だね。
なんだか映画の話になってませんが、そんなことを考えながら見てしまったんだけど、映画としても普通に良かったよ。ちょっとドタバタでラブコメでもあり家族ドラマでもあるって感じで。家族で見るにもおすすめかも。

んでここまでで寝れば良かったものを、前から噂ばかり聞いていた「硫黄島からの手紙」があったので、やっぱり見てしまいました。

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私は戦争経験もないし、日本の歴史に詳しくもないし、硫黄島についてもこの映画見るまで何も知らなかった人間なんですが、そういう前提でいうと、映画そのものとしてはやっぱり普通に戦争映画だと思う。プライベートライアンとかその他諸々。で、やっぱりこの映画がすごいのは、これをアメリカ人が作ったっていう事実の方なのだ。どんな風に脚本を書いて撮影が行われていったのかは分からないけど、私から見てちっとも違和感がなかったのはやっぱりすごい。そしてだからといって日本サイドにたっているわけでもなくて、憲兵に対する日本人の不信感とかまで描かれていて、いかに戦争が無意味であるかということが浮き彫りにされている。
私はクリントイーストウッドってあんまり好きではないんですが、この映画を撮ったっていうのは好き嫌いを越えて、すごいことだなと思った。その信念が、ね。ということで、この映画の持つ意味というのはとてつもなく大きい。ということでこれまた映画の話になっていない感じもしますが、そういう意味でおすすめです。

サブカルチャー大使

サンフランシスコでは、お金さえ払えば日本の雑誌もテレビも見られるわけですが、せっかく海外で暮らしているのだしそこまでしなくてもっていう見栄もあり、雑誌もテレビも見ていない私たち。んでそれでも無料のものであれば大歓迎ってことでインターネットが大活躍するわけですが、インターネットの特徴としてサブカルチャーが王道だったりするってことがあって、私たちがアメリカにきてからハマったものも、日本では意外と一般的ではなかったりするのです。

そんなわけで今回の帰国中も、あちこちお邪魔するたんびに面白ビデオの宣伝をしてきました。主に二つ。どちらも確かRimo&Youtubeの組み合わせで知ったものだったと思います。なんでかどちらもフランス語ネタだけどね。
まずはThe World of GOLDEN EGGS。この大1シーズンの10話に出てくる、フランス語のミッシェル先生が面白いの〜。Youtubeではもう消されてしまったようですがDailymotionでは見られるはず!探してみてください。

んでもってもう一つが大人計画の宮崎吐夢(トムと読む)。こちらはちょっと大人向けの下ねたなので、お好きな人だけどうぞ。

ってなわけで、旦那へのお土産はもちろん金卵のDVDさ☆

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つながり

とある掲示板で面白い書き込みを発見。

夫婦関係を続けられる条件

1.お互いに愛し合っていること
2.愛は無くても尊敬できる存在であること
3.完全な主従関係にあること

ツッコミどころは3だけど、まあそれは置いておいて・笑。

実際にはこれら3つがきれいにわかれてるわけではないと思うけど。
私には3つ混ざったものが理想形だなぁ(あ、でも2の「愛は無くても」は一応括弧に入れるかな・笑)。んで、その源をたどっていけば自分の両親の姿なのかもと思う。

夫婦の数だけ違った関係があると思うので、どれが正しいとかってことは言えないし、自分が知り得る関係っていうのもほんのいくつかだけだと思う。それでも、自分の周りにある関係の中で「いいなぁ」って思える関係があるのなら、ラッキーだ。

昨日TTVで「東京タワー」をみたら、おかんが癌の手術をする回で、その中で
「親子関係は簡単だ。産まれた瞬間に約束されている。でも家族は、長い時間をかけて、たくさんの努力をしなければ築けない。」
というような息子の語りがあって、すごく納得した。親子関係が簡単かどうかは議論の余地があるかもしれないけど、後半部分は特に共感。

夫婦関係っていうのと家族の関係っていうのは、イコールではなくてもかなりかぶっているんだと思う。

以前旦那さんと話していてお互いに強く同意したのは、親が子供を「ダメだ」というのはいけないよね〜ってこと。親が無条件に子供を受け入れて、それがその子の自信になるのだということ。もちろん、無条件といっても怒らなくていいとかそういう意味ではないですよ。
違う考え方を持ってる人もいると思うけど、少なくとも私と旦那はそうやって育てられてきて、今そのことに感謝しているし、だからこそ自分たちもそうしたいと思っているわけです。

んで上記の掲示板をみて感じたのは、それって夫婦間でも同じなんだなということ。相手に対してあれがダメだこれがダメだということだけ思っていると、相手も自分に不満を持つのは当然というような書き込みだったんだけど、やっぱり「尊敬」とか「尊重」ってことになるのかな。いや、「思いやり」とか「受け入れる」ってことか。

私たちは入籍してまだ1年の新婚さんなので、この先どうなるかはまだ未知の世界。この先二人の関係がどうなるかも、将来子供が産まれたら何が変わるのかも分からない。だけど、ラッキーなことに私たちの回りには素敵な夫婦や家族がいる。だからその人達の関係をお手本にして、私たちの関係を良く続けていけるように、努力していこうと思う。

Wonder Boys (2001)

wonder boys

Blockbusterのおすすめに挙っていて、なんとなくあらすじが面白そうだったので入れておいたこの作品。ここ最近のゲーム流行のせいで数週間家においてあったのですが、やっと見ました。

とっても良かった。
こんなに豪華キャストだとは知らずに借りていたよ。
なんかタイトルがね、日本の「ウォーターボーイズ」とかを連想させるし、いまいち期待していなかったのだけど、期待していなかった分、というのもあるのかもしれないけど、本当に好きな映画でした。

なによりトビーマグワイヤの演技が素晴らしいね。私の中で彼とイラジャウッドがどうしてもダブるのだけど、それはおそらくあのあまりにも透き通った眼のせいだと思う。

お話は、自らも作家で大学院の文学部で教鞭をとる教授とそのエディター、そして一風変わった生徒達のヒューマンドラマという感じ。学園シーンは少ないけれど、学園ドラマの要素も入っていると思います。でも教授が導くっていうよりはお互いの苦悩を乗り越えて行くという感じ。マイケルダグラス扮する教授のダメダメ具合がすごい。最初はオーラが無さ過ぎてマイケルダグラスだと気付かなかった・笑。スンバラしい教授もいないし、みんな色々問題はあるけれど憎めなくて、見終わった後は清々しい映画です。

ただこの映画は、文学的な表現とかが多くって、英語で見るのは少々辛かったです。会話部分は問題ないけれど、ナレーションとかになるともう一文が長過ぎて・・・。次回は是非、日本語の字幕付きで見たいと思います。